新作RPG「ウィッチャー」と「ペルソナ」の要素を融合

『The Blood of Dawnwalker』の待望の発表トレーラーは、主にシネマティックシーンで構成され、実際のゲームプレイの断片的な映像が散りばめられていた。このプロモーション素材は、ゲームの『ウィッチャー』とのテーマ的類似性を強化するとともに、『ペルソナ』から着想を得た革新的な要素を紹介している。

ポーランドのスタジオRebel Wolves――CD Projekt Redの『ウィッチャー』および『サイバーパンク2077』チームのベテランらによって設立された――によって開発されている『The Blood of Dawnwalker』は、彼らの記念すべき初プロジェクトである。2024年1月に『Dawnwalker』として最初に発表された際、スタジオはこれを、プレイヤーの選択が重大な意味を持つ、陰鬱なファンタジー世界を舞台とした、物語豊富なオープンワールドRPGと説明した。

発表からほぼ12か月後の1月13日、Rebel Wolvesはパブリッシャーのバンダイナムコエンターテインメントと提携し、『The Blood of Dawnwalker』をお披露目した。この発表会は4分以上に及ぶ雰囲気のあるシネマティックトレーラーの公開で締めくくられ、ゲームの世界と、Dawnwalker（夜歩き）と呼ばれる強化された吸血鬼たちが紹介された。視聴者はまた、物語の早い段階でDawnwalkerへと変貌を遂げるRPGの主人公コーエンにも出会った。

『The Blood of Dawnwalker』は強烈な『ウィッチャー』の趣を感じさせる

『The Blood of Dawnwalker』の暗黒幻想設定、怪物の敵役、そして「世界はその恐れるものを必要とする」というキャッチコピーは、すぐさま『ウィッチャー』の特徴的な雰囲気を思い起こさせる。CDPRの出自がなくとも、その類似性は明白だろう――特に『ウィッチャー3』の吸血鬼を題材とした拡張コンテンツ「血塗られたワインとバラ」のファンにとっては魅力的に映るだろう。道徳システムにより、プレイヤーはコーエンが家族を救うためにDawnwalkerの力を受け入れるか、あるいは失われゆく人間性を保とうともがくかを決定することになる。

『ペルソナ』発想のメカニクスが新たな視点をもたらす

コア部分で『ウィッチャー』との共通点を持ちつつも、『The Blood of Dawnwalker』は『ペルソナ』スタイルの時間管理を組み込むことで革新を図っている。あらゆるクエストはゲーム内時間を消費するため、プレイヤーは戦略的に目的を優先順位付けせざるを得ない。「プレイヤーは、メインクエストとサブクエストの間に厳格な区別なく、コーエンの家族を救うための複数の道筋に直面します」と、Rebel Wolvesの共同設立者兼ゲームディレクター、コンラッド・トマシュケヴィッチは説明する。意図的にデザインされたリプレイ性によって、この「物語のサンドボックス」アプローチを通じて、プレイごとに独自の物語の可能性が提供されることを保証している。

現在PC、PlayStation 5、Xbox Series X/S向けに開発中の『The Blood of Dawnwalker』は、バンダイナムコエンターテインメントの出版による三部作の計画されている第一作目となる。確定的な発売日は未定だが、2022年に開始されたAAA規模の開発から考えると、早くても2027年発売の可能性が示唆される。Rebel Wolvesは2025年夏にゲームプレイ映像を公開する予定である。