
『ウィッチャー4』は、まもなく開催予定のエピックゲームズ主催「State of Unreal 2025」イベントにおいて、そのUnreal Engine 5の実力を明らかにする予定です。このショーケースでファンが期待できる内容と、CDプロジェクトレッドの開発哲学に関する洞察をご紹介します。
CDプロジェクトレッドはTwitter/Xを通じて、『ウィッチャー4』が米国東部時間6月3日午前9時30分(中央ヨーロッパ夏時間午後3時30分)に開催予定の「State of Unreal」イベントで特集されると発表しました。プレゼンテーションはUnreal Engineの公式YouTubeおよびTwitchチャンネルでライブ配信されます。
昨年の「The Game Awards 2024」では、4作目となるウィッチャー作品がUnreal Engine 5をどのように活用するかが初めて垣間見られました。今回の「State of Unreal」プレゼンテーションでは、『ウィッチャー4』、そして将来的にはCDPRの他のプロジェクトをも支える先端技術が披露される見込みです。
これまでファンが目にしているのは、新たな主人公シリをフィーチャーしたシネマティックCGトレーラーのみですが、このショーケースでは初めて実際のゲーム内映像やゲームプレイ映像が公開される可能性があります。同スタジオが、この技術が「その先(beyond)」でも使われると述べていることから、『サイバーパンク2』もUE5を採用するかもしれないと推測されていますが、これはまだ未確認情報です。
CDPRのポッドキャスト番組「AnsweRED」では、共同最高経営責任者(co-CEO)のアダム・バドフスキが、ウィッチャーシリーズを新鮮に保つ同スタジオの取り組みについて語りました。『ウィッチャー3』の10周年を迎え、バドフスキは次のような創造哲学を振り返りました。「我々は、世の共通認識を変える何かを付け加えなければなりません。どのゲームも何か新しいものから構成されるべきです。」
この革新的なアプローチが『ウィッチャー3』の成功に寄与し、『ウィッチャー4』の開発も同様の指針に導かれることになります。特にファンが注目しているのは、主人公としてのシリの役割が、物語とゲームプレイメカニクスの両方にどのような影響を与えるかです。
『ウィッチャー4』はPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC向けにリリースが決定していますが、具体的な発売日はまだ発表されていません。