フォートナイトが首位を維持、バトルロイヤル人気下降の中

ニューズー産業レポートによると、バトルロイヤルジャンルは逆風に直面している可能性があるが、フォートナイトは引き続き市場を支配している。

リサーチ会社の2025年PC・コンソールゲーミングレポートは、ゲーム業界全体における重要な変遷、特にバトルロイヤル作品に関する変化を浮き彫りにしている。ニューズーのデータ追跡によると、バトルロイヤルのプレイ時間は、全ゲームプレイ時間に占める割合が2021年の19%から2024年にはわずか12%に減少した。

PC、PlayStation、Xboxプラットフォームにおける37の市場（中国とインドを除く）をカバーする「Game Performance Monitor」のデータを分析した結果、ニューズーはシューティングゲームとバトルロイヤル作品が全体のプレイ時間の約40%を占めていることを発見した。興味深いことに、バトルロイヤルの関与度が低下する一方で、シューティングゲームは相応の成長を遂げている。

カテゴリー全体で7%の減少にもかかわらず、フォートナイトの変わりゆく市場ポジションは別の側面を示している。レポートによると、バトルロイヤルジャンル内におけるフォートナイトのシェアは、2021年の43%から2024年には77%に急上昇した。要するに、バトルロイヤルゲーム全体への関心は薄れているものの、フォートナイトは縮小するカテゴリー内で支配的な地位を強めているのである。

同レポートはまた、ロールプレイングゲームの著しい成長も強調しており、RPGの全プレイ時間に占める割合が2021年の9%から2024年には13%に増加した。ニューズーは、2024年の全RPGプレイ時間のほぼ5分の1（18%）が、『Baldur's Gate 3』、『Diablo IV』、『Honkai: Star Rail』、『Hogwarts Legacy』、『Starfield』といった2023年にリリースされた主要作品に費やされたと指摘している。

ニューズーの分析が示唆するように、プレイヤーの注目を巡る競争は依然として激しい。フォートナイト、『Call of Duty: Warzone』、『Apex Legends』のような確立されたシリーズは好調を維持しているが、他の作品は関連性を保つことに苦労している。一方で、シューティングとロールプレイングの両ジャンルは勢いを増し、プレイヤーの関与を高めているようだ。

フォートナイトの継続的なコンテンツアップデートと複数のゲーム形式への拡大を考慮すると、プラットフォームの強靱さは驚くにあたらない。しかし、ゲームの嗜好が必然的に変化する中で、業界関係者は今後数年の間にこれらの傾向が移り変わっていくことを予想している。