クリス・エヴァンズは『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』や今後のマーベル作品でスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役を再演しないことを明確に表明した。一部報道で囁かれていた復帰説を完全に否定する形となった。
俳優はEsquireのインタビューで、最近浮上したキャスティング噂を真っ向から否定。特にデッドライン誌が報じたロバート・ダウニー・Jrのアイアンマンとの共演説を具体的に反駁した。
混乱の起源は、『エンドゲーム』後にキャプテン・アメリカを受け継いだアンソニー・マッキーが自身の代理人からエヴァンズ復帰の可能性を聞かされていたと明かしたことにある。だがマッキーによれば、最近の会話でエヴァンズ本人から直接否定されたという。
「彼は役柄から気持ちよく引退したと明確に話していました」とマッキーは述懐した。
俳優は憶測をきっぱり退けた:「その報道は単に事実無根です。『エンドゲーム』以降、こうした噂は絶えませんが、私はこのキャラクターからの引退に満足しています」
エヴァンズが近作『デッドプール&ウルヴァリン』でジョニー・ストーム/ヒューマントーチ役を再演した事実については、これはあくまでキャプテン・アメリカ時代とは無関係なコメディカメオ出演だと強調した。
ジョナサン・メイジャースがカング役を降板した後、スタジオは重大な再編成を迫られている。当初サノスに続くフランチャイズの新たな主要敵役として位置付けられていたメイジャースの離脱を受け、マーベルはドクター・ドゥームを新主敵としてピボットした。
ダウニー・Jrがクラシックなファンタスティック・フォーの宿敵役にキャスティングされたことで、他のオリジナル・アベンジャーズの復帰を示唆するファン理論が沸騰しているが、現時点で追加出演は正式確認されていない。
ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジは『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』に登場しないものの、続編『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』で重要な役割を担うことが俳優本人により確認された。
ラッソ兄弟が監督を務めるこのマルチバースを舞台にした大冒険には、ヘイリー・アトウェルがエージェント・カーター役で復帰するほか、様々なサプライズが用意されていると報じられている。